ホーム"抗体医薬
抗体医薬
モノクロール抗体は、人間の医薬品で非常に重要な分野となっています。2020年には1,300億を上回る売上高を記録し、2025年まで毎年およそ11.3%の成長率が予想されています1。
抗体医薬の可能性を解き放つ
抗体は、疾病と闘うために体内で自然に産生される分子です。抗体医薬は、がんや炎症をはじめとして様々な疾病を治療するために活用されています。抗体の薬剤としての最適な特性は、低分子薬剤候補に比較して、第1相の人間を対象とする治験で承認の成功率が2~3倍という事実によって証明されています2,3。このような治療薬は、獣医学において非常に高いニーズがあります。米国だけでも、がんと診断される犬の症例は毎年、600万件に上っており、猫でも同様な数字となっています4。また、アメリカでは4匹に1匹の犬が何らかの形の関節炎と診断されています5。

モノクローナル抗体が利用された人間の治療薬は35年前に初めて販売承認を受け、それ以来100を超える抗体医薬品が承認され、50以上が臨床開発の最終段階に入っています。 これとは対照的に、獣医学における抗体の使用は早期段階にあり、現在まで規制機関から承認を受けた抗体はごくわずかです。 このわずかな進展状況は、種特異的抗体医薬の開発が技術的に難しく、比較的最近の試みであるという事実を反映するものです。
ペットメディックスは、最先端の科学技術を利用し、抗体医薬の可能性を最大限に引き出すプラットフォームを構築しています。このプラットフォームを利用して、犬や猫の多種多様なターゲットに対する高品質で完全に種特異的な抗体を生産する予定です。
1https://www.marketdataforecast.com/market-reports/antibodies-market
2Hélène Kaplon & Janice M. Reichert (2019) Antibodies to watch in 2019, mAbs, 11:2, 219-238, DOI: 10.1080/19420862.2018.1556465
3Hay, M.,Thomas, D., Craighead, J.et al.治験薬の臨床開発成功率。Nat Biotechnol 32, 40-51 (2014). https://doi.org/10.1038/nbt.2786
4Cekanova and Rathore (2014) "Animal models and therapeutic molecular targets of cancer: utility and limitations"Drug design, development and therapy 8:1911-1922
5Bland (2015) "Canine osteoarthritis and treatments: a review"Veterinary Science Development5